2016.11.05 TULIP
45th Memorial Tour"it remembers"@東京国際フォーラム
ネタバレ注意
もともとは川口での出来事がトラウマになってまた同じ思いを重ねるだけのような気がしてせっかくとったチケットをなかったことにしようとしていました。
当日、お昼ギリギリまで迷っていました。何事もないようにいつも通りに過ごす午前中。昼食の時に「午後からでかけるね。晩御飯は食べてくるから」と旦那に切り出し、いつも通りの普段着のまままるで通勤電車にでも乗るような感じで新幹線に飛び乗ったのが13:00過ぎ。16:00前に東京駅に着きそのままゆっくりとフォーラムへ。帰りの徒歩時間を確かめながら。
座席はたぶん40数年のファン歴の中で一番上田さんから遠いところ。本来ならがっかりな席(実際届いたときは川口のこともあって「あんたはこなくていい」と言われているような席だと思った・笑)でも、今日ばかりはこの席であることが本当によかったというかこの席だったから「やっぱり行ってみよう」に気持ちを切り替えることができたのだと思います。きっとワクワクドキドキでステージを楽しみにされている人たちの中でたった一人とてつもなくテンションが低い私一人~誰にも会いたくなかったし・・・
結論から言えば・・・本当に同じステージを見たのかと思うくらいに楽しめている自分がいました。ま、いつものRV-9やSLVで感じる無条件に楽しいにまでは至らないのだけど、ちゃんとお約束の手拍子にも乗れたし「うえださーーーーん」の掛け声もかけられたし(笑)
前置きが長くなっちゃいました。
上田さんの衣装はネットで話題になってた"ハート柄"(別名、アナコンダ?財津さん曰く"変な柄"今回のツアーは川口にで見た花柄のと2種類交互になるらしい。(笑)
♪もう笑わなくっちゃ 安部さんのことがあってのこの選曲なはずなのだけど川口以来私の中ではずーっと引きずってた気持ちを諭されている曲になっていました。(笑)生で聞きたいと思っていたドラムのフレーズたちがうれしい曲。ドラムにばかり気を取られていたのだけど財津さんがリードギター弾いてることに気が付きました。
♪あいつが去った日 間奏でドラムソロっぽい部分があるところでピンスポットが当たってるんだ。なんだかこんな照明がうれしい。
♪ハーモニー 姫野さんと財津さんのハモなんだけどさ、一番最初に生で聞いたときは上田さんと財津さんだったのだよとそんなことを思いながらマイクに向かわない上田さんを見ている時間。
♪思い出のフリスビー 本当は私の中ではスタンディングで聞く曲じゃぁないんですけど今回ばかりはスタンディング。ステージにまで届くことはないと分かっているうえでの上田ファンであることの自己主張。(笑)真ん中の通路挟んで前方はステージの9割がたほぼ全員がスタンディングされていたのですが私が座っているあたりはちょっと温度差があって全く立たない人、ぼちぼちスタンディングする人と今日の私にはとてもありがたい環境。曲のあと久しぶりに今出せる声(今年に入ってからずっと本来の声を失っております、私。声量も音域も)の精一杯で叫んでみました。「上田さーーーーん」。ちょうど生ギターコーナーの準備もあって間があるので会場あちこちから響くいろんな声援。
<生ギターコーナー>真っ先に財津さんから出たセリフが「たくさん声援があるけど上田君が一番多いような気がするけどしこみ?」と。「しこみです。」と答える上田さん。(んなわけないじゃんね)「昔は黄色い声でしたが今は茶色・・・」みたいなこともおっしゃってましたがすみませんね、私はこげ茶以下だわ・・・上田さんのMC、♪恋のドラキュラだったのが先に財津さんがしたからか♪箱入り娘の曲紹介なのだけれど本題に行くまでが長い(笑)曲が収録されているアルバムをレコーディングした頃の南青山のアパートの話。毎回されてるようなんですけどね、私には違いはわからないのですがアパートの間取り(6畳とと4畳半があって2,3人に分かれて寝てたとか)奥に押入れがあってそこに布団をしまっていたけど湿気がひどくてふかふかで「こーんなだった(と布団の厚みを示し)のにだんだんしゃげて・・・」とここで財津さんが反応「しゃげる!・・・それ博多弁?久しぶりに聞いた!」とツッコまれ「いまだに標準語と博多弁の区別がついてないかも」と恥ずかしそうな上田さん。財津さんはしゃげたがよほどツボにはまったのがずっと笑い転げてるし「潰れるっていう意味だよね?」「そうです」そんなやり取りがありつつのアルバムの発売日まできっちり紹介しつつ(これ絶対調べてるよね~・笑)の♪箱入り娘でした。(なんかそんなMCの間財津さんが「しゃべりだしたなぁ」みたいなやれやれな表情で上田さんを見てた気がするんですよね。だからいつ打ち切られるんだろうって思っちゃった、しゃげるのおかげか切られなかったけど・・・あくまでも私にはそう見えただけなんですが)
恒例になってるらしいご当地アンケート今回は♪東京音頭と♪東京オリンピック音頭どっちが好き?という意味不明なもの。いきなり聞かれた宮城さんは即座に答えられず、財津さんに「知ってるよね????東京音頭知らない??」みたいに突っ込まれてるししどろもどろな宮城さんがおかしかったです。上田さんはちゃんと準備時間があったので「以前ラジオ局の依頼で和太鼓叩いたことがあってその時に叩いたのが♪東京音頭だったので」ということで♪東京音頭。「明確な理由があってよろしい」と言われていました。で、姫野さんは「セリーグではヤクルトが好きなので・・・扇風機!」「考えたつもりだろうけどウケないね~まだまだだな」みたいに言われておりました。(何を目指しているだろう?・笑)姫野さんの扇風機話はどこでも定番化してるらしいです。他のMCはきっとどこでも変わらないんだろうなと思ったのでここだけ思いつくまま詳細に~~(曲の話じゃないんか!)あんまりスティッククルクル見れなかったというお話も聞いていたのでそんなもんなのかなぁと思っていましたが生ギターコーナーの間はなんだかことあるごとにクルクルされてたように感じました。前列に期待してるファンを見つけられたのかなぁ。(笑)
もう十分わかりきってる2部がどうなるのか自分でも怖い時間だったのだけどわかってる分冷静で無理に楽しくしなくてもいいって思いながら見てたおかげかやっと音をちゃんと聞く余裕ができた時間だったのかもしれません。♪ここはどこ、♪風のメロディー、♪虹スニの消化不良が改善できたわけじゃないですが諦めもついてたというのかなぁ・・・♪ここはどこって川口の時から上田さんタンバリンだったかなぁ・・・曲がりなりにも小さなドラムセット叩いておられた気がするのだけど一番かっこいいはずのドラムどころか合間にタンバリンみたいな・・・手拍子で客席が入れる♪タンタタン(本来はバスドラが刻んでるリズムのはず)に合わせてスネアの音のところでタンバリンを入れてる上田さん。なんだかねぇ・・・もういいんだけどさ・・・と思いながら客席の和を乱し上田さんに合わせて手拍子している私だったり。
なんだろ、うまく表現できないけどVocalが入っている時のシンバルのおかず部分は割と上田さんのオリジナルで上田さんだけが叩いてる(前の小さなセットのシンバルでも)というのか♪僕がつくった愛のうたでドラムセットに戻られますがその後もサポートドラムとの棲み分けがちょっとわかってきたような気になったのです。必死に探さなくても「あ、ここ上田さんだけの音」みたいな。それが気持ちに余裕を持たせてくれたような・・・ま、ときどき「いや、だからこの音じゃないんだって!」なんてのも聞こえるんだけどね。ただただひたすら上田さんだけをぼーっと眺めた川口と違って思い切ってサポートさんの動きも見るようになって見えてきた部分がある気がします。・・・そう思ったらやっと曲全体をいつものように楽しむことができるようになった気がするのですよ。て普通のファン方には何のことやらナ意味不明なんだろうなぁ、このこだわり。
真っ白になってほとんど飛んでしまった2部の流れもやっと理解できたし、姫野さんが珍しくメンバー紹介されるんだってことにも気が付いたし・・・(ただ唐突に「宮城伸一郎!」なんてやったから一瞬何が起きたのかわからなかったような気がするんだけど・・・そのせいで宮城さんへの声援が小さかったように感じたのは私だけかなぁ。そのあとの上田さん紹介での声援がすごく大きかっただけにそう思っただけかもですが・・・
♪青春の影 遠い昔のTVビデオで間奏に高く手をあげてスティックをくるっと回す映像があります。最近のドラムのフレーズからしてそのタイミングでスティック回すのは無理だよなと思いながらそれでも1ツアーに1回くらいは♪青春の影で回したって聞いたりしてそのタイミングにライブに参加できなかったこと残念で仕方がなかったんですよね。そんなことも忘れかけてたのに思わぬところでスティックがクルッと回ったのです。想定外に・・・こんなことがテンションをあげてくれるわけです。コーラス入らない♪青春の影は好きじゃありませんが・・・
<アンコール>いつもはT-シャツに着替えての登場が当たり前だったのに一度も着替えられることなく同じシャツで終えられました。こんなの初めて・・・川口じゃしっかりソロツアーのT-シャツ着ておられたのにな。♪あの娘は魔法使いのカウベルもちゃんと叩いておられたことがうれしい(幻みてないよな?)♪夢中さ君に今日はしっかりと"上田さん!"(毎度一人ぐらい財津さんじゃなくてもわかりゃしない~ってことで)夢中さ君に~(ほんとに夢中さー)と歌おうとしたところ財津さんが突然歌詞変更!?一瞬こんなところで歌詞間違えるわけないしとしかもしっかりコーラスも合わせて入れてるところはさすがというのか・・・打ち合わせされてました?どうやら♪しゃーげた君にと歌われたようなんですが・・・(笑)上田さんの博多弁がここまでツボだったんだと・・・こんなところでまで活躍(???でいいのか?)上田さんの影響多々なステージを堪能できたんだとようやくお昼の一大決心をしてよかったと思った瞬間でした。最後は白いタオルをかけて前に出てこられてご挨拶、ここ最近はそのタオルを投げて戻られるのが定番になってるようです。いいなぁタオル。今回はどうも座席運に見放されてるツアーのようなので(っていうか今までが恵まれすぎてたんだろうなぁ)すでにすっかり諦めてますが・・・こういう運はありません。
それとオマケ、小泉さんのキーボード、サポートメンバーなんだけどなんかサポートじゃなくてメインで引っ張ってるんじゃないかと感じるくらいに肝のフレーズを奏でてるというのか財津さんの分全部弾いてる??みたいに感じるくらいに今回しっかり耳に届いてくる気がしたんですが・・・(というか耳に残るはっきりとしたフレーズがみんな小泉さんが弾いてるんだって気が付いたというのか)PAのバランスや座席の位置のせいもあるかもですがすごく明瞭に主張して聞こえてきたんですよね、今回。そんなことも気持ちに余裕があったから今更ながらに気が付いただけなのかなぁ。上田さんを見るのに忙しくて小泉さんの手元までしっかり見てる余裕はないので思い違いかもですけどね。(笑)
これでやっと自分のBirthday記念に遠征を入れてしまったことを単純に楽しみにできます。この日の参加と同じ気持ちで不安を抱えながら行ってやっぱり駄目だったなんてことになったらせっかくの計画が台無しになってしまうものね。と同時にやっぱり楽しめなかったらきっと参加自体をキャンセルしていたと思います。大事な大事なツアーの1日でした。・・・しかし、新幹線ってすごいな・・・いつもの飲み会から帰るような時間にはもう自宅に戻って湯船につかってゆっくりできるんだから片道6時間の時代をよく知ってるからこそのありがたみ~いい時代になりました。(とことあるごとに書く私)